2015年6月12日金曜日

【訳】 マインドフルネスに関する厄介な真実

※ この記事は、 Willoughby Britton: "The Messy Truth About Mindfulness"を和訳したものです。ご自身の瞑想やマインドフルネス活動の参考にしてください。 



「今後、マインドフルネスに関する混乱が生じるのは避けられないでしょう。」研究者であり、マインドフルネスに関する指導者であるウィルビー・ブリトン氏が、マインドフルネスが人気となるにつれて高まる熱狂と、同時に存在する落とし穴について語ります。

ウィルビー・ブリトン氏は、ブラウン大学メディカルスクールで精神医学と行動学の助教授を務めています。同時に、20年にわたってマインドフルネスの指導者として活動しています。私たちは、ボストンで行われた、マインドフルネスの理論と実践について語り合うイベント「マインドフルネス・リトリート」の後に、ブリトン氏に会いました。
ブリトン氏の発言はしばしばメディアで取り上げられますが、ここでは、彼女自身の言葉で、マインドフルネスに関するいくつかの厄介な真実を語っています。

瞑想はただ平穏で穏やかなものではありません。ときには感情や記憶が浮かび上がり、それに向き合う必要も出てくるのです。
「瞑想は、昨今もてはやされているように『心地よいお風呂』のようなものではないのです。」とブリトン氏は語ります。
「多くの心理的なテーマが去来します。古い怒り、傷、その他諸々です。トラウマを抱えている人であれば、トラウマティックな感情が湧きあがり、セラピーなどの外的支援を必要とすることもあり得るのです。」ブリトン氏の調査のいくつかでは、瞑想の熟練者や研究者が集中的に瞑想を練習した結果、おちいる場合のある「厳しく困難な心理状態」を理解するヒントを提示しています。

私たちは、こんなに瞑想がポピュラーなものになると予想していませんでした。
ブリトン氏は、学校に瞑想を取り入れたいと考えている教育者からアドバイスを求められたときに警告を添えるのを忘れません。「予想以上の結果になる心づもりをしておいてください。」ブリトン氏は、ブラウン大学で夏休み中、毎日12時間森で瞑想するほど熱狂する学生たちを見てきました。「瞑想の指導者は、学生をしっかりと見守る責任があります」と彼女は言います。

ブリトン氏は初めて瞑想にトライする人には、瞑想を他者に勧める前に、まず自分でじっくりと瞑想の実践をするようアドバイスしています。「私はそれをしないとどうなるのか容易に予測できるので、みなさんがそうしない理由がわかりません。」

科学が瞑想と出会うとき:理論と実践の融合
ブリトン氏は、彼女を瞑想に導いた「苦しみの軌跡」を語ります。彼女が20代に大学に在籍していたころ、彼女の親友が自殺しました。彼女は、自らの内に膨れ上がる不安に対処するため、ジャック・コーンフィールドによる「心とともに行く道(A Path with Heart)」という本を手に取りました。

「瞑想を始めたきっかけはこの本でした。それ以来、10年近く、私は常にこの本を持ち歩いていました。この本は、私にとって聖書のようなものです。」

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